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誰でも手軽にプロの味を楽しめる!フレンチプレス入れ方ガイド

入れ方のコツ

手軽に美味しいコーヒーが入れられるフレンチプレス。初心者でも基本の入れ方さえ抑えておけば、手軽にプロの味のコーヒーを楽しめます。今回は、フレンチプレスで美味しいコーヒーを入れるコツをご紹介します。

フレンチプレスはプロが入れたような、コクがあるコーヒーを手軽に入れられます。一方で、「粉っぽい」「ちゃんと入れているのに美味しくない」という声も耳にします。実は、フレンチプレスで美味しいコーヒーを入れるには、ちょっとしたポイントがあります。
その味を左右するポイントとは、「新鮮な中粗挽きの粉を使う」「90℃のお湯で入れる」「器具とカップを温める」の3つです。

新鮮な中粗挽きの粉を使う

フレンチプレスには、中粗挽きの粉がおすすめです。中挽き(ペーパー用)の粉の場合は粉っぽさやざらつきを感じやすくなり、粗挽きの粉の場合は、成分が抽出されにくいため、味が薄くなります。中粗挽きの粉を使うことで、舌触りが滑らかな、ちょうどよい濃さのコーヒーが出来上がります。 また、フレンチプレスはコーヒーの粉がお湯に漬かる時間が長いので、劣化したコーヒー豆で入れると、嫌な風味がしっかり出てしまいます。新鮮なコーヒー豆を使いましょう。

90℃のお湯で入れる

お湯が熱過ぎると苦味が出て、ぬるいと味がぼやけてしまいます。バランスの良い味に入れられる90℃のお湯を使いましょう。温度計がない場合は、沸騰したお湯をコーヒーポットに移してフレンチプレスに注ぎ、再びコーヒーポットに戻すとちょうど良い温度になります。

レシピと準備

ポイントを抑えたら、次は抽出です。まずはコーヒーの粉とお湯を準備します。

・中粗挽きの粉
 1〜2杯用350mlを使う場合 20g
 2〜3杯用500mlを使う場合 30g
・ 90℃のお湯 注ぐ量より少し多めの量を準備

コーヒーは豆の種類や焼き加減によって重さが変わります。目分量に頼らず、必ず計量しましょう。

準備が出来たら器具を温めます。フレンチプレスの蓋を外して、1/3程度までお湯を注ぎます。本体が温まったら、使用するカップへお湯を移してカップを温め、余分なお湯は捨てます。カップのお湯は、コーヒーが出来上がるまでそのままにして、温めておきましょう。

フレンチプレスの入れ方

フレンチプレスに粉を入れ、およそ半分の高さまでお湯を注ぎます。注ぎ終わったら蓋をせずに30秒ほど待ち、粉を蒸らします。

30秒ほど経ったら、蓋をしてもこぼれない程度までお湯を注ぎ足します。注ぎ足す前に 木べらやスプーンでお湯をかき混ぜると味がしっかりしますが、かき混ぜずに普通に注ぐだけでも美味しいコーヒーが出来上がります。

蓋を乗せて4分待ちます。プランジャー(金網の部分)は下げずに、このままの状態で放置しておきます。

この時、蓋の上にツマミが飛び出しているため、高さが本体の倍ほどあります。服の袖やストールが引っかかると、倒れて火傷する危険があります。キッチンやテーブルのぶつからない場所に置きましょう。

4分経ったら、なるべく微粉が舞わないようにゆっくりとプランジャーを下げます。

まず、注ぎ口を合わせます。微粉に気をつけながら、本体を揺らさずに優しくカップへ注ぎましょう。

余ったコーヒーについて

長時間でなければ、余ったコーヒーはフレンチプレス内に入れておき、注ぎ足して飲むことができます。ただし、金網部分に近付くほど微粉が多くなるため、カップに注ぐのは金網の1cmほど上までにしておきましょう。

フレンチプレスの洗い方

使い終わったフレンチプレスは、本体に残った粉を捨て、中性洗剤で洗って乾かします。粉はお湯と混ざって残っているため、ストッキングタイプの排水溝ネットなどを使用して捨てると、シンクが汚れず、掃除が簡単です。本体と蓋についた粉をきれいに流して、中性洗剤で器具を洗い、乾かします。

洗っている最中にフレームからガラスの本体が外れると割れることもあるので、注意しましょう。

フレンチプレスはご紹介したポイントを抑えておけば、お湯を注ぐだけでプロが入れたような美味しいコーヒーを手軽に入れて楽しめます。ぜひお試しください。

Written by

ユアサイドコーヒー ライター

翻訳家