偏愛家がお伝えする!マキネッタの使い方徹底ガイド

入れ方のコツ

マキネッタを購入して、いざ使い始めた時って疑問だらけになりますよね。どう使ったら美味しいエスプレッソが飲めるの?マキネッタは自分好みに育てるコーヒー器具と聞いたけど、どんな風にお手入れしたらいいの?1回使ってみたけど、イマイチ美味しくなかった…など。実は私もそうでした!そこで、今回は自称マキネッタ偏愛家の私が、マキネッタ初心者に向けて、使い方を徹底的にお伝え致します!

マキネッタは、下からお水を入れるボイラー部、中央はコーヒーの粉を入れるバスケット、上は抽出されたエスプレッソが溜まるサーバーで構成されています。(中央には、フィルターとゴムパッキンが付いています。)
ボイラー部で水がお湯に温められ、その蒸気圧でお湯が押し上げられます。そして、バスケットのコーヒーの粉を通過し、上のサーバーにエスプレッソが抽出される仕組みです。

準備

・モカエキスプレス2杯用
・細挽きか中細挽きのコーヒーの粉、7g前後
・水90cc
・サポートリング/網

サポートリング/網は、ガスコンロにマキネッタを乗せるために必要です。私は100円ショップ購入した直火OKの網を使用しています。マキネッタが五徳より大きい場合は不要です。

コーヒー豆は深煎りがオススメです。(私の一押しはマンデリンです。)

使い方

下部のボイラー部に、安全弁の下までを目安に水を入れます。

コーヒーの粉をバスケットに入れます。粉はスプーンなどでバスケットに入れて、表面をならしましょう。粉は入れすぎず、押し付けず、固めないことが大事です。

そして、マキネッタのサーバー、バスケット、ボイラーをしっかり締めて、固定します。

マキネッタを弱火にかけます。弱火の目安は、マキネッタの底からはみ出ないくらい。あまりに火が弱そうで心もとないですが、マキネッタは火が通りやすい素材でできているので心配いりません。弱火でじっくり抽出することが基本です。

約4分弱で、上のサーバーからボコボコとした音が聞こえて、いい匂いがしてきます。湯気がしっかり見えたら抽出完了です。出来上がりがわかりにくかったら、蓋を開けて、エスプレッソが溜まっていることを確認してみましょう。蓋を開けて抽出しても味に影響はありませんし、見ていると楽しいですよ。

カップに注いで出来上がりです。注ぐ時は必ず持ち手の黒い部分を持ちましょう。

持ち手の黒い部分以外は金属が剥き出しのため、とても熱いです。こんな風に親指を添えてしまうと、私のように火傷しちゃいますよ。

マキネッタのお手入れについて

マキネッタのお手入れは、水洗いをしてしっかりと乾かすことだけです。洗剤は、絶対にNG。スポンジも使いません。なぜなら、コーヒーオイルを残して、自分好みの味わいが楽しめるマキネッタを育てるためです。

洗い方の手順は、マキネッタを分解し、流水で洗い流します。その際、私はコーヒーオイルを残したいので内部を手で擦ることも基本的にしません。水でしっかり流せば、カチカチになったバスケットのコーヒーの粉も簡単に取れます。

ゴムパッキンとフィルターが外しにくいので、スプーンなどで引っ掛けて取り出しましょう。分解したまま乾かし、完全に水気が切れたらお手入れ完了です。

ゴムパッキン、フィルターは小さいため、紛失しないように注意しましょう。(私は一度失くしました。)
使い終わったばかりのマキネッタは熱いので、冷めてから洗って下さい。

初めて使うときにすること

ピカピカの新品のマキネッタの匂いを嗅いでみると、金属臭がします。エスプレッソの味に影響出てしまうので、その臭いを取るために、まず数回エスプレッソを淹れて下さい。私は気になったので4回淹れて、金属臭を取りました。

マキネッタのエスプレッソは美味しい!
最後に、私がお伝えしたいことは、マキネッタのエスプレッソはとっても美味しいということです。マキネッタは濃厚なコクの深いエスプレッソの美味しさを手軽に味わえるコーヒー器具です。ただ、特徴ある器具ですから、戸惑うこともあるかもしれません。この使い方ガイドが、マキネッタで美味しいエスプレッソを味わう手助けになれたら、幸いです。

Written by

ユアサイドコーヒー ライター

珈琲の仕事